8月末に環境庁は、「消費者に信頼される温泉の適切な表示方法と、源泉の保護」を目的とした懇談会(第1回温泉の保護と利用に関する懇談会)を開催(いわゆる「顔合わせ会」の開催)した模様である。
今後は「温泉の質を示す、適切な表示の仕方」「表示方法変更が、温泉地の観光に及ぼす影響」などを検討予定とのこと。
なお検討結果を受けた施策は、2005年夏頃に施行予定らしい。
まあ7月に、公正取引委員会が杓子定規に「加温したり循環した場合に源泉100%と表示すると、消費者に誤認を与えるおそれがある」として、景品表示法場の違反に対する懸念を発表したことに比べれば、「現実との摺り合わせ」があると評価は出来る。
ただ私は「評価を厳しくしてはならない!」と言っているのでなく、段階的に評価基準を厳しくし、その基準強化に「やる気のある温泉宿はついてこれる」ようにして欲しいと願っているのだ。
だから最終的には「加温」「加水」「循環」を行った場合は「源泉100%」と表示できないことが正しいと思うし、「人間の手で掘れる限界」を超えた深い井戸から汲み出される温泉は「天然温泉でない」とするのが正しいと思っている。
ところで「上総掘り」という「機械に頼らず、人間の手で、最も深く掘れる掘削方法」って、何メーターくらいまで掘れるんだったっけ?
ご存じの方は教えてください。
温泉問題については、非常に強い問題意識を持っていますがコメントは長くなるのでまた後日飲んだ時にでも話しましょう。<br>上総堀については、以下のHPで数百m掘れるとありました。<br>http://www.ashita.or.jp/Gruop/12/12229/12229001.html